シュ、シュポン、スー、トン、・・・・・
チョン チョン、コ・ココッ、ビシッ、ガボッ ガボッ ガボッ!!
次の瞬間、50オーバーのポットベリーがフローティング マットを突き破り飛び出してきた。
3月22日火曜日 雨、琵琶湖
南湖へ、木村建太(キムケン)・ポパイスタッフ(マサル)と筆者の3名にて出船した。
木村建太は、今年からFLW TOURにコ・アングラーにて出場しており、ポパイではSt.Croixのモニターとしてロッドを使用してもらっている。
彼の現在のランキングは14位、第3戦
Ouachita
RiverではTOP10に残り、最終7位を獲得している。
これにより、チャンピオンシップへの出場もかなり濃厚となってきた。将来有望な23歳の若者だ。
今回の釣行の目的は、現在彼が使用しているセントクロイ ロッドに関するインプレッションと、現在開発中のニュー
モデルに対しコメントをもらうことであった。もちろん、その中には魚をかけた時のロッドに対する評価も含まれている。
つまりは、「釣る」こともひとつの目的なのだ。
前日にタックルの確認をすると、フィリッピング用、クランクベイト用、ラバージグ用タックルを用意するように指示された。しかも、フィリッピング用には25lbフロロ ラインを巻き、1ozシンカーも持参しろと言われ、頭の中が???状態となる。
25lbフロロ!?、何をするんだろう・・・。結局、ズボラな筆者は忠告を聞かず、リールに巻かれたままの16LBフロロにて勝負することにした。
しかし、このズボラが、取り返しのつかない大悲劇を引き起こすことになろうとなろうとは、夢にも思わず・・・。
午前8時30分チャンピオン206DCXに乗り込み、アングラーズインから出発。このボートなら、3人でもラクラク釣りができる。あらためて「バスボートっていいな〜」としみじみ思った。特にこの大きさは最高。思わずローンで支払った場合の月々の返済額を計算してしまう。
まず向かったのは、名鉄。キムケン(木村建太)が手に取った
タックルが、セントクロイAVID AC710HF + シマノ Scorpion1001 + 25lbフロロライン + スウィートビーバーに 1-3/8ozのシンカー(米国にて購入 1個$6.00!!)をセット。
「そこにあるフローティング
マットを打ちましょう」という視線の先には、ウィードと言うか、とにかく植物が水面一面に茂っている。
しかも、けっこう厚みがある。まさに「マット」って感じ。しかし、ウィードがあるのは水面から一定の厚みだけで、その下は何も無い水中。つまり、水面にぶ厚い羽毛布団が浮いてる感じ。
「あ〜、エッジやポケットを打つんだな」と思っていたら、 なんと彼がフリップ&ピッチングしているのは、そのマットの一番厚いところ。
当然、いくら1-3/8ozシンカーといえども簡単には水中に落ちない。それを、チョンチョンとシェイクしたりして、なんとかボトムまで落としていく。
ボトムに着いたら、シェイクや、リフト
アンド
フォールを数度繰り返し、巻き上げる。
まことに単純。
これを繰り返すのみ。 |
彼が一番分厚いところを打っている理由がわからず、筆者は本能的に、ポケットやエッジを打ち続ける。それでも、なかなかボトムまで落ちない。
(筆者が使っていたシンカーは、レイク フォーク タックル タングステン スクリューロック
メガウェイト 3/4oz)なんとか、ワームをゆすってボトムまで落とすがバイトは無し。
雨の降る中、この単純な釣りは「つらそ〜」って思うでしょ。
ところが、全然つらくないんです。
めちゃくちゃ楽しいんです!
かけたら獲るぞ!っていうヘビータックルで、(キムケンに比べればライトタックルですが、)
いるかも知れない60オーバーを想像しながら、見えないウィードの下へルアーを通し、誘い出す。
もう、ねー、ワクワク・ドキドキするんですよ、キャストしているだけで。いつくるか分からないから、1投1投集中してキャストし、ドキドキしながらシェイクする。
もーたまりません!
釣り始めて15分〜20分くらいたった頃、ドラマがやってきた。
やっぱり釣ったのはキムケン。
突然、「ガボッ、ガボッ、ガボッ」という音が聞こえ横を見ると、7'10"ヘビーアクションのフリッピン ロッドが弓なりに曲がり、のけぞっているキムケンの姿が目に入ってきた。
と同時に、
フローティング マットの真ん中からデッカイ
バスが引きずりだされている。
あ然として見ていると、ケンタは、一気にそのデッカイ
バスをデッキの上までごぼう抜きにした。
53cm、 ボテボテのポットベリー、すごい体高。
・・・・・・。
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男や!
かっこいー!
フィッシングというより、ハンティングといった感じ。
まさに狙って獲る、バスフィッシング。
バスフィッシングで、まだこんなに感動できるとは思っていなかった。
奮える釣りです。
25lbラインが必要な理由がわかった。
もちろん、バスをかけた後、マットから引きずり出すのに必要なことは言うまでもないが、よく引っかかるのである。
そのヘビーなマットに引っかかると、ちょとやそっとでは外れない。そんな時、ケンタはどうするか?
マットを引きちぎるのである。なんとも豪快に、「バリ・バリ・バリッ」っと。
そしてまた、リズミカルにキャストを繰り返す。つまり、いらぬ時間を出来るだけ短縮し、釣りの時間を出来るだけ長くとることができる。しかも、すぐに回収出来るから、ポイントもそれほど荒れない。さらに、高いタングステンシンカーをロストしなくて済む。(これがけっこう痛い!)
一方筆者は、引っかかっては、ガサ・ガサと大きな音を立てポイントを荒らし、ボートで近づき回収してもらう。挙句の果てには、2回もロストしてしまい、トホホである。まったく何をしているのやら・・・。
その後、赤野井、下物と回り、北山田で次のドラマが待っていた。
キムケンが52cm、マサルが49cmと一匹ずつキャッチ。
二人ともフローティング
マットから豪快に引きずり出した。
キムケンはさらにもう一匹フックアップしたが、あまりにもヘビーカバーでバラシてしまう。その時はたまたま
7'MHパワーのセントクロイ
ロッドを使っていた。やっぱりフリッピング
ロッドが必要か・・・。
マサルは20lbラインを前日に購入し、万全の体制でのぞんでいた。
エバーグリーン タイラントが弓なりに曲がっていたが、無事ランディング。待望のビッグ
ワンを獲った。
よっしゃー! 見てみー!
マサルの雄叫びが響く。
大 興 奮 。。
マサルもこの瞬間を待って、ひたすらフリップ&ピッチングを繰り返してきた。
筆者のふがいなさに見ていられなくなったキムケンが、打つべきポイントを教えてくれる。
「あの葦がたおれてるところ。空き缶の横。枯れた葦が立ってるところ。木の枝が茂っている中・・・。」
キャストしても、半分くらいボトムまで落ちない。3/4ozシンカーでは軽すぎるのか・・・。
挙句の果てに、「あのゴミ溜まり。」
・・・。どこ? 筆者がだずねると、
「あの立っている葦の裏にゴミが溜まってるでしょ、あそこです。」
・・・・・・。
言葉を失いました。そこにキャストするには、背の高い葦の上を越す必要があるのです。
筆者のタックルでは絶対に無理。バスがかからなくても、回収不能となってしまいそう。
「無理ですキムケン先生!」えー年して泣き崩れる筆者に、キムケン先生は大切なフリッピン
タックルを貸してくれました。
しかし、その後2〜3箇所回るも・・・、
ノーフィッシュ・・・(涙)
午後5時前に終了した。
いや〜、しかし楽しかった。釣れなかったが、楽しかった。
やりきったという気持ちが、また来ようという気にさせる。
北山田を釣っている時に、マットの一番濃いポイントを狙う理由を聞いた。
彼いわく、「今ねらっているバスは、フィーディングモードのバスではない。フィーディングモードのバスは、活発にえさを追いかけるから、マットのエッジを打つのも効果的だけど、今日のバスはそうゆう状態ではない。
つまり、リアクションでバイトさせる必要がある。
一番濃いところにいるのが、一番安心できるはず。外敵から身を守りやすい。そのいる場所に直接キャストし、目の前に落としてやれば、リアクション
バイトしやすいはず。」
さらにケンタ理論は続く、「このワーム(スウィート ビーバー)はたまたま昨日買って来たんだけど、フリッピンにすごく良いと思う。塩入りのわりに素材自体が硬いので、針もちがいい。
シルエット(形・大きさ)もちょうど良い。
ビッグ バスを引き抜くこの釣りでは、フックも強いものを使いたい、具体的には4/0の太軸。となると、ワームにある程度の大きさが必要。
このワームは、爪の部分が比較的短くボディ部分が長いので、フックがピッタリ合う。あとムーブ3.5もいいですね。
フックも、僕はフックポイントが外向きのストレートに近いタイプを使う。ネムっている(フックポイントが内側を向いている)フックは使わない。
経験から、ネムっているフックはフッキング率が悪い気がする、ウィードレス性能もよくない。
ワームへのフックセットも、一旦ワームを串刺ししてから、針先だけをワームに隠し刺すことはしない。チョコンと針先を刺し込むだけで、貫通はしない。
これでも十分フッキングするし、ウィードレス性能も高い。
今日のこの釣りは、バイトが少ないから、全てのバイトをものにする為には、フッキング率を上げる必要があるんですよ。」「釣っている時にエレキを動かしてはダメです。可能なかぎり動かさない。動かすと釣れません。沖のウィードエリアで釣っている時でも動かしてはダメです。」実際彼は、ボートが作る波さえも気にして釣りをしていた。
そのほか、今までの常識をくつがえすケンタ理論を聞く事が出来たが、あまりにも衝撃的な内容なので、今回は控えることにします。
今の時期、もっともエキサイティングなこの釣りをぜひ試して下さい。
筆者のように、その魅力にとりつかれること間違いなし!?
ただ、MHアクション以上のロッドと20lb以上のフロロカーボンラインを巻くことを忘れずに・・・。
あっ、それとこの釣りの事をもっと知りたい方は、ポパイ京都店の井上君まで。電話での説明は難しいのでご来店の上お聞き下さい。色々な情報が聞けると思いますよ。
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京都店スタッフ井上です!
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| ★P r o f i l e |
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| 木村 建太 |
FLW TOURにコ・アングラーにて出場。
ポパイではSt.Croixのモニターとしてロッドを使用してもらっている。
彼の現在のランキングは14位、第3戦Ouachita
RiverではTOP10に残り、最終7位を獲得している。 |
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