チャンピオンの旋回性が秀逸な理由は・・・・
この特性は、上記B図のA角も大いに関係します。
下図Cのステアリングを左へきった状態から、アクセルを開けると、プロペラからの力は、右斜め上方へ向かいます(特にトリムダウンした時)。 この時、ハル形状がフラットか、V-角の浅いボートではボート左後方の浮力が強くボートが内倒せず(バイクで走る時のイメージ)、キックと呼ばれるボート後部が外側へ遠心力で流れる現象によって下図Fの様にボートリア側を滑らせながら旋回します。
上図Dの様に、チャンピオン ボートでは、コーナーリング時、ボートがうまく内倒し、ハルのV-角が水面をグリップする。特に左旋回時に鋭いコーナーリングをみせます。 この特性は、上図Eで示しているように、ボート最後部角の面取りしたようなデザインにも関連があります。
ステアリングをきることによる、斜め上方への推進力がボートを傾けることはさきほど説明した通りですが、ボートを傾けるためには、ボート後部の角の浮力が強すぎると傾こうとする力に抵抗し、結果的にキックするボートになります。上図Eのような角を取ったデザインは、見た目だけを考えているのではなく、シャープなコーナーリングを生み出す効果があるのです。 |